連れが御朱印を集めだしたので、それについていくことにした。
ちょうど紅葉の季節ということもあり(12月だけど!)、いい天気なので散歩として私は行く。今回はX100VにブラックミストNo. 5で、OVF。なんだか、久々にちゃんと写真のために外に出るなあって。天気がいいのでブラックミストならではの光の滲みも見たくなった。
東急は現在「東急線ワンデーパス」というものを出している(780円)。QRだともう少し安いが、面倒くさいので紙の券を購入。紙の乗車券なんて本当に久しぶりだなあと思いながらまずは端っこの「妙蓮寺駅」へ。
妙蓮寺
いい感じに色づく紅葉。
ここでまず御朱印をいただいた。いくつかある花の種類の中から選べたり。何度か足を運んでもいい場所かもしれない。
ちょうど普通電車が行ってしまったので、最近ずっと探し回っているウィルキンソンの辛口ジンジャエールを求めてぶらぶら歩く。なんとなく、大きなお寺の周り独特の静かな雰囲気が漂う町。
菊名神社
次は隣駅、菊名駅にある菊名神社へ。少しだけ歩いた場所にある。
なんだか「色々と映えを狙った」もので埋め尽くされている独特の神社だった。
御朱印もキリスト教のものであるはずのクリスマス仕様の御朱印も。生成AIを取り入れたのか、洋風なのがちょっと雰囲気とマッチしない。
手をかざすと水が出てくる手水鉢。ハイテク。
萌え文化も取り入れていく積極性。
結局落ち着いた感じの柄のものをチョイス。500円。
色々先進的なものを感じたが、そもそも神社自体も神仏習合思想だとか、色々時代や風土に合わせて進化してきた側面があるので、これはなんだか歴史的瞬間に立ち会っているのではないかと考えさせられる。
法華寺
お次は大倉山駅へ。住宅地を通るルートだと坂道が多いが、ちゃんと道を選べば平坦な道で法華寺に行ける。
住宅地ならではのいい景色もあるよなあと思いながらのんびり歩く。
そして法華寺へ。
紅葉がちょうど見頃だった。他には誰もおらず、静かな空気を目一杯楽しめる。
風情たっぷり。御朱印はインターホンを押して呼ぶタイプ。初めての直書きタイプの御朱印。
面白かったのが、その建物にキッシンググラミーやレッドスポットゴールデンセベラムなどのカラフルな熱帯魚が飼育されている水槽があることだった。産地も科もバラバラで、それがお寺の中にあるのだから新鮮。好きなんだろうなあと眺めていた。
師岡熊野神社
次は隣の師岡熊野神社へ。すぐとなり。
長い階段を登ると、七五三の写真撮影。
ここは八咫烏がシンボル。
せっかくなので八咫烏おみくじを引いてみた。200円。おまけの木彫りみたいなものが可愛い。
ここでも御朱印をもらって駅へと引き返す。
レモンロード商店街は色々美味しそうな店が立ち並んでいたが、次があるので電車に乗る。
熊野神社
最後は自由が丘にある熊野神社へ。
ここはイチョウが見頃で綺麗だった。ここでも御朱印をいただいた。
この時間帯が一番綺麗な光の取り入れ方ができるよなあって撮ってて思った。
自由が丘ぶらり旅
以前から気になっていた古桑庵へ。
雰囲気たっぷりな建物。曰く、「昭和の初め、夏目漱石の長女筆子の婿……」等々書かれているが、直接夏目漱石とは関係はなさそう。
古道具などが設えられた和室。私は抹茶白玉ぜんざい。連れはところてんと抹茶オレ。
ところてんといえば、関西では黒蜜だが、東京のは三倍酢などで作る酸っぱいものらしい。ここのも酸っぱいものだった。
あとは夜の自由が丘をぶらぶら歩いて、コースターを探したり。
「なんとかプレッソ」という店でパンを買ったり。
あんバターフランスとか。美味しかった。
色々と最近忙しかったが、ゆっくりとした休日が取れて良かった。「暮しの手帖」を最近買って電車の中で読んだりしていたが、他人のいろいろな生活をちょっとずつつまみ食いできるのっていいなって。またこういう散歩をしたいなと思った。