私は昔からこの春辺りの季節が好きで、よく梅や桜に留まっているメジロを撮ったりする。
今年も梅が咲き始めたので、少し外へ撮りに出かけた。
とはいえ、Xマウントの望遠レンズは持っておらず、昔持っていたオールドレンズの望遠も売ってしまった。

今回は父親から借りているXC50-230mm f4.5-6.7 OIS IIを装着した。いわゆるキットレンズである。X-E4に装着すると若干不釣り合いな気がする。あとプラスチッキーな感触がちょっと安っぽい気分にさせる。仕方ないけど。

手持ちでの撮影で、ぶらりと撮りに行った。昨日は枝にたくさんのメジロがいたが、今日はいなかった。何度か覗きに行ったが、戻ってくる気配はなかった。


キットレンズと期待していなかったが、いい意味で裏切られた。色の乗りもいいし、何より軽い。ただ絞りリングがないのが致命的。
いや、正確には絞りリングが無くても本体でちゃんと絞りを調整できればいいのだが、なぜかX-E4では撮影中にそのF値に関する表示が消え、操作を受け付けなくなってしまうのである。
ただ手ブレ補正もついており、X-E4とアンバランスながらもちゃんとブレずに(日中では)撮ってくれる。

撮った写真を見ていると、結構テレ端に近いところで撮っているので(これはクセでテレ端で撮ればボケると高校の頃先輩に教わった)このあたりの単焦点レンズを買っても良いかも知れない。
とはいえ、活躍するのは年にワンシーズンだけだからなぁ。
と思って少し調べてみたが、そのあたりの焦点域に絞りリングがあるF値通しのレンズはない。(XF200mmはあるが、高すぎる)悲しい。SIGMAやTAMRONのレンズも良いと思うが、あれも絞りリングがないのがダメ。どうしても目で見て今の絞りがわかるレンズがほしいのだが、新しく出ないものだろうか。