昨年の話になるが、富士フイルムのXF60mm F2.4 R Macro を購入した。中古で。
とある仕事で急にピンチヒッターとして写真係に任命されたものの、望遠レンズも何も持っていないので慌てて検討してこのレンズを購入した。適度な焦点距離で、中古が安くて、明るいのが条件。マクロもあったので、マクロを多用する身としてはありだなあと思って購入した。あと絞りリングが付いているのもワタシ的必須条件なので。
結論から言うと、AFの遅さと精度の悪さを除けばかなりいいレンズだと思う。XF30のほうのAFをこっちに搭載したものがほしい。
音は言われているほど気にはならないが、動画を撮るには難しい。あとフードを付けるとすごいデカくなるのでフードは全く使っていない。調べると代わりに短いフードを付けている人がいるが、あまりフードとして機能していないだろうし、ただのおしゃれさんなんだと思う。そういう意味では私もおしゃれなフードが欲しい。中古で買ったこともありレンズプロテクターもつけていない(レンズの前玉が奥まっているので大丈夫だと信じている)。
作例
いい感じのボケ。いいよね。
解像度も十分で、かなりきれいに写る。
60mm あるので、手前の金網もほとんど影響なく撮影できるという動物園写真でのメリットも有る。動物の写真を撮ることが多いのだが、ピント合わせに苦労する。
これなんかは羽の質感をかなりしっとり表すことができていてお気に入りだ。
感想
中古の値段(4万強)の安さ、写りの良さ、解像度の高さ、雰囲気の良さ、そのあたりはかなり良くて気に入っている。ただ最初期に発売されたレンズというだけあってピントの遅さや精度の悪さが気になる。XF30mm MACROではピントと精度はいいが、表現力になんか欠けるので、ぜひ富士フイルムはこのレンズのII型を出してほしいところだ(あまり期待はしていないよ！ それよりもX-Pro4出してね！)。
中古レンズ屋に行けば今でも十分手に入るので、もし中望遠で悩んでみたらとりあえず試してみてもいいかもしれない。
