昨日と今日、ぶらっと一人で千葉県の茂原に行ってきた。長い長い電車旅。車窓はどんどん田舎町の景色へと変わっていく。東京ディズニーリゾートの前の駅がピークだった。
それでもまあ、ぼんやりしていれば着くもので、茂原駅に到着。急いでバスに乗り換えて、海岸沿いにたどり着いた。松屋というお店にお邪魔した。平日の昼過ぎということで全然人はいなかったが、まぁ酒を飲みながらのんびり欲張りセットなるものを注文した。
ウニもあったりして、大変美味しかった。アジフライ食いてえなあと思っていてなにかのかき揚げで一瞬がっかりしたが、白エビのかき揚げでとても美味しかった。満足。
女将さんから「桜目当てで?」って訊かれたが、「特になにも、ただぼんやりしたくなっただけです」っていうと「たまにそういう方がみえますね」って笑ってらした。
ちょうどバレンタインデーだったので女将さんからチョコももらって、ボリボリ食いながら海辺へと繰り出す。
河津桜が咲いているので、パシパシ撮っていく。しっかし、このNOKTON 35mm f1.2Xの開放のこのとろけ具合、癖になる。オールドレンズ味があって、味がある。現代的に解像してほしい人にはおすすめしないが、雰囲気のある写真が好きな人にはおすすめしたい。あとNDフィルタがやっぱり欲しいなと。電子シャッターでも足りない場面もあった。
風景写真だと割と絞って撮ることが多いが、このレンズだとあえて開放で撮ろうとしてしまう。
何か飛んでいる人がいた。
海と空の青を映すにはこのClassic Chrome一択だよなってずっと思ってる。なんか独特のフィルムカメラのようなブルーが大好きで、必ずと言っていいほどこれを選ぶ。
レンズは三本持ってきたので少し交換。まるきり違う印象を抱くが、これはこれで安定している美しさが得られて好き。
で、結局NOKTON 35mm f1.2Xに戻ってくるんだけど、このぼんやりとした「印象」がいい。
海辺、何撮っても楽しい。
白子町の河津桜も徐々に咲き始め。
同じような構図でXF60mmと比べても後ろボケの具合がここまで異なるのもやはりいろいろレンズを取っ替え引っ替えする醍醐味だと思う。この二つの点で言うと、XF60mmのほうが好みかな。
という具合で一日目の散歩は終了。なかなかNOKTON 35mm f1.2Xにハマった一日だった。富士フイルム純正レンズもいいが、優等生には出せない味がある。好き。