これまで通勤・通学時間にはよく読書をしていた。なんとなくダラダラスマホを眺めているのも悪くはないが、せっかくなのでなにか良い時間にしようと思ったのがきっかけ。
新書や文庫を中心に読んでいたが、基本的に私は新品で買ってそのまま本棚の肥やしにするタイプ。するとどんどん部屋の本棚を圧迫していき、押し入れの中も本でいっぱいになってしまう。最近はメルカリで売るようにしているが、手間の割に利益は小さい(利益を出すためにやっているわけではないけれど)。
そこで思い切って「電子書籍リーダ」を買うことにした。
電子書籍リーダと一口に言っても、液晶のものから電子ペーパのものまで多種多様である。大きさもスマホで読もうと思えば読めるし、かといえばでかい10インチタブレットのようなサイズまである。
色々と調べて悩んだが、やはり液晶画面を見続けるのはなんとなく嫌だ、というぼんやりとした理由で電子ペーパ型のものを探すことに。スマホで一時期読もうとしていたが、通知などが入ってすぐに気が散ってしまうという悪い側面もあった。「読書専用のガジェット」なるものがほしかったのだ。
そこで候補として上がったのが Onyx International の「BOOX」というブランド。日本でも代理店が販売している。これの「Poke4 Lite」というモデルを購入した。
なぜこれにしたかというと、サイズだ。
先述の通り、文庫本を読む機会が多いのと、家ではなく電車の中で読むことが多い。そのためできるだけ小さい・軽いというのが最重要のファクターであった。このPoke4 liteはそれらのニーズを満たしていた。価格も2万円ほどと電子ペーパではそこそこ安いのではないだろうか?
使ってみると結構いい感じの質感さらっとした画面の手触りとか、持った感じとか。立ったまま読むこともまあ苦ではない(強いて言えば物理ボタンでページ送りができるのが欲しかった)。
目にも優しく、文字も想像以上にくっきりしている。
また、これを期にhontoを使うようになった。電子書籍の品揃えも結構いいし、アプリの使い勝手も良い。何より頻繁に25%割引きクーポンを配布しているので、たいていいつでも安く買うことができる。Kindleも使っていたが、電子ペーパのデバイスには正直あまり良いとは思えない感じ。あとアプリの本棚の使い勝手が悪い。色々とアカウント凍結などのリスクも指摘されていることもあり、hontoへどんどん移行していった。
起動も一瞬ですぐに読み始めることができ、タブレットなどでいちいちアプリを開くよりずっと「本来の読書体験」に近いものが得られ、大満足である。
ただやはりカラーの大型本などはこれでは読めないので、iPadを買おうか検討中……。論文とかも読むのに使えるということでなんとか自分に買う言い訳を作っているところである。